友添のおもい

福岡人にこそ知ってほしい

友添健二です。
福岡市中央区春吉の酒屋「友添本店」の２代目です。

わたくし友添は福岡で生まれ、福岡で育ち、福岡のことを愛してやみません。
そんな故郷愛が高じて、福岡の地酒を紹介するサイト「友添健二の大吟醸で大往生」を立ち上げました。

かつては灘（兵庫）、伏見（京都）と並び称され、日本有数の酒どころとして知られた福岡も、今は決して元気とは言えません。
九州の食の台所・博多の飲食店で、福岡の地酒を取りそろえているお店も、そんなに多くありません。

おいしい日本酒を造っている蔵はいっぱいあるのに、福岡の人はその存在すら知らない。
福岡で半世紀以上続く酒屋として、悔しくて仕方がありません。
だから、友添本店では福岡の全酒蔵の酒がそろう店として、福岡の地酒応援団になる覚悟を決めました。

福岡から世界に認められる日本酒

そんな中、ロンドンで開催される世界的な酒類競技会、IWC（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）２０１３で、福岡県八女市の喜多屋の「大吟醸　極醸　喜多屋」が、
日本酒世界一となる「チャンピオン・サケ」に輝きます。

私は、福岡から世界に認められる日本酒が出たことに勇気づけられました。

究極のお酒

国内では今、東北や越後などの清酒がもてはやされますが、福岡の酒も負けてません。
ずっと、そう思っていました。

家業に入って３０年以上、福岡のさまざまな蔵の酒を飲み、自信を持ってお客様に勧められる日本酒がたくさんあることを知ってるからです。

私は、福岡の日本酒が世界に通用すると知った時、大吟醸酒は世界に冠たる高級酒、ビンテージ・ワインやシャンパンのような存在になれるのでは、と強く思いました。
特別な日に、特別な人と飲む、究極のお酒として、大吟醸酒はふさわしいと思ったのです。

幸いなことに、福岡には世界王者に輝いた「大吟醸　極醸　喜多屋」のほかにも、すばらしい大吟醸酒がそろっています。
だから自信を持って、おすすめできます。

「友添健二の大吟醸で大往生」では、わたしく友添の選んだ“福岡トップ”の日本酒ばかりを紹介します。

ぜひとも全国のみなさんに飲んでいただきたいと願っています。