山田錦と雄町

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大吟醸で大往生のページを御覧の皆様であれば、あえて説明するような言葉は不要だと存じ上げます。山田錦と雄町。これをテーマに語りたいと思います。簡単に言うとどちらも酒米です。酒米とはなにか?それは酒造好適米の略称です。山田錦はその酒造好適米の中でダントツ1位の生産量を誇ります。一方雄町は、その身の丈が高く、台風に弱く、病虫害にも弱く、一時は栽培面積が6ヘクタールまで落ち込むこともあったものの、岡山で栽培が復活し、今日では作付面積も増加傾向。岡山の雄町といえば、赤磐市ですね。赤磐雄町ということばがあるくらいですから。私、友添個人的には、繁桝の雄町が大好きです。しかしながら、雄町は野太すぎて主張しすぎててあんまり。山田はすっきりしてていい。こっちの感想が結構当てはまります。ちなみに福岡県では酒造好適米から雄町は一旦外れたと思います。ですが、先に述べた繁桝を手掛ける高橋商店が可也を復活させて、また酒造好適米へと返り咲いたのでした。きっと。でも、福岡でなんで雄町が定着したのだろう?それを思い返してみましたが、記憶は定かではない。なんで福岡に定着したのか分からない。これが結論でした。

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米農家さんのプライド

酒米に対する思い入れと言われると回答に困りますが。最近の農家さんには本当に頭が下がります。お米づくりの姿勢は、つくりづらいものをつくる努力と美味しいものを作ろうとする研鑽。それは、つくりやすいお米をつくろうとしている農家さんとの違いをやはり強く感じます。山田錦も雄町もつくりづらい農作物です。。それに取り組んでいるのは称賛する。そんなお米がまずいわけがない。それを目の当たりにしている蔵元が手を抜けるわけがない。私はそう思います。

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追伸:それでも、去年(2020年)は酒米は減反しました。なぜならばお酒の需要が減るということを見込み、酒米の値段が崩れることを恐れ、酒造組合からのお願いでした。コロナが農家さんを振り回すのは許せない話ですが。